吉野家への提言
今週の「週刊ダイヤモンド」は外食特集で非常に興味深い。
サイゼリヤのドリアが何故安いか。
マクドナルドの新戦略はどのようなものか。
などなど、外食という競争の激しい業界なだけに面白いトピックが多かった。
牛丼チェーンの競争でも、すき家の勢いが止まらない。
出典:http://marketing-b.kizasi.jp/2009/12/btw1215.html
中でも、「吉野家が伝統に縛られ過ぎて、消費者のニーズに本当に応えられているのだろうか」
という疑問を呈していたことには非常に共感を覚えた。
僕も福岡に住んでいた頃は、吉野家に足繁く通っていた。
あくまでも一人の客から見て、もっとこうすれば良いのにという点が沢山見つかったので
以下の通り提言させて頂くことにする。
1.食券方式へ
食べ終わった後の会計が非常に面倒。他の客と会計の時間がかぶってしまうと、待たされることがしばしばあった。
これは「少しでもお客様とコミュニケーションを」という社長のこだわりのためである。
こだわっても良いが、顧客はそんなことは望んでいない。
2.接客の改善
吉野家の接客は、お世辞にも良いとは言えない。たいてい気持ちの入ってない接客が多い。
僕が行ったことのある吉野家(大分、福岡、東京、仙台)のほぼ全てで接客レベルが低いということはあまり力を入れていないと
いうことだろう。
顧客がお店に入りそうになったら、「お車一台です。」「四名様です。」と大声で言うのも顧客から聞くと
あまり良い気持ちはしない。「あー、客来た。めんどくせー。」って気持ちがその声に出てしまう時もあるからだ。
顧客にとって気持ちの良い接客とは何かをもう一度考え、全国店舗に徹底させた方が良い。
3.女性もターゲットに
最近、やっと牛丼の小盛りが発売したようだが、あまりにも遅すぎる。
あくまでも僕の感覚だけど吉野家は他の牛丼チェーンと比較しても女性客が少ないように感じる。
僕は松屋もよく行くが、女性が団体で来ることもしばしば見る。しかし、吉野家では少なくともそのような光景を見たことがない。
「吉野家=男」というイメージはまだまだ払拭できてないように思うし、メニューも男ウケしそうなものばかりだ。
松屋は、看板の豚飯、牛飯意外にもビビン丼やフレッシュトマトカレーなど主力商品の幅が広い。
特に、フレッシュトマトカレーの人気は絶大である。
すき家も主力の牛丼以外にもチーズ牛丼やまぐろたたき丼などメニューやトッピングの数は非常に多く、女性客も普通に見かける。
それに対し、吉野家の主力は牛丼(豚丼)のみだ。
女性ウケが良さそうな定番メニューを、是非加えて見て欲しい。
ヘルシー豆腐丼とかどうだろうか。(笑)
僕は食べたい。