スリランカでの雑感

先日、スリランカに5日ほど旅行で行ってきたので、それについて写真や調べたことなどと共に綴っておこうと思います。

先ずはこの旅行でコースツアーはおそらく一生しないなと思いました。
自分の行きたい時に自分の行きたいところに行けないのは嫌ですね。
それにガイドが全てやってくれるので、あまりにも苦労やアクシデントがなさ過ぎなんですよね。
お店ばかりに連れていかれたので、もっと庶民の生活や街などをゆっくり歩きまわりたかったです。

さて、少しスリランカの民族についてです。
まず、スリランカには主に2つの民族が存在します。
民族構成はシンハラ族(約7割)、タミル族(約2割)、その他(約1割)といった具合です。
1948年のイギリスの植民地から(セイロン島からスリランカ民主社会主義共和国へ)独立以降、この二つの民族は激しい対立を繰り返し、本当につい最近まで内戦による戦争が絶えなかった国です。
実は、スリランカの国旗にもそれはあからさまに現れています。


ライオンがいるスペース、黄金、緑に分かれていますがライオンのいるスペース(国旗の7.5割)はシンハラ族を表し黄金、緑はタミル族(イスラム教、ヒンドゥー教)を表しています。

次に街(村?)について。
基本的にコロンボやキャンディなど都会に行ったので、それほど貧乏な国とは思わなかったです。
一枚目の写真の高い建物は一番の市街地であるコロンボで、左からバンク・オブ・セイロン、ワールド・トレードセンター・ビル二つです。
銀行やマイクロファイナンス、携帯電話、自動車などのお店が結構目に付きました。
ホテルは市街地から外れた森の中にあることが多かったのですが、その近くで野生のクジャクや大きなトカゲに遭遇したことは結構な衝撃でした。
スタバは写真の一店舗しか無く、提携(?)のような形で存在しました。




次に走っている自動車について。
4月からの職業柄、自動車メーカーの状況には敏感にしておかないといけないので、どんな自動車が多いかなと見ていると、日系メーカーの圧勝でした。
もともと日本とスリランカが仲が良い国だからかもしれませんが。
トヨタが一番多くて、順に日産、ホンダ、スズキといった印象です。
日系の次に多かったのはインドのタタ自動車でした。
写真は現地のタクシーです。

最後にチップについて。
チップ文化があるところに行くのは初めてでした。
旅行者にとっては特に非常に面倒くさいシステム、というかなんやこれって感じで正直イライラしました。
ホテルの荷物を運んでくれたボーイさんに100スリランカルピー(大体70円)くらいなら全く問題はないのですが、象に載せてもらったり、象と一緒に写真を撮ってもらっただけで一人当たり1000ルピーを執拗に要求してくること本当に嫌でした。
本来は気持ちであるチップを自分から要求してくるのも嫌でしたし、日本人だからと明らかに高い要求をしてくるのがせっかく良いサービス(チップのため、大抵は過剰サービスになるのだが・・・)を受けたのに気持ち良く終われないことが多々ありました。
自分がチップというものに初めて触れたから、とまどいもあったのかもしれませんが、他の国のチップってどんな感じなんでしょうか。


もう行くことは恐らく一生ない可能性が高い国かもしれませんが、温かいし基本的に良い人も多いので、旅行には良かった国だったと思います。
やはりツアーにしたのは失敗でしたけどね。
ありがとう、スリランカ