言葉の選び方

自分は言葉に対して人一倍気を使っているなと思う。
細かい言葉遣いからその人の本性や本音が見えがちと思うことが多いからだ。

そこで、自分が普段気を付けていることを以下の通り、二点書いてみた。

1. 自分の気持ちを入れる
先日、会社の某同期に昼食のお誘いをしたときに、強烈な違和感を覚えたことがある。

僕「お昼ご飯行かない?」
友人「りょうかい!」

もはや会話にすらなっておらず、上記のものは極端な例であるが
何かのお誘いに対して比較的ありがちな返事である「いいよ!」「大丈夫だよ!」
も好きではない。
そこには”行ける状態である”ということしか情報はなく、
本人の気持ちが入っていない。
それくらいわかるだろって思うかもしれないけど、「行きたい!」とか「行こう行こう!」
などの方がわかりやすい。
誘う側も誘われる側もお互いの”行きたい”が一致した状態で行くのが理想であり、
フェアな関係である。
しょうがなく行くということはlose-loseだから、
言葉には出来るだけ自分の気持ちが見えるようにしたいと考えている。

2. 響きの良い言葉を選ぶ
「メシ」「食う」を使わず「ご飯」「食べる」に統一したり、
「奢ってもらった」を「御馳走してもらった(頂いた)」にしたり。
もちろんシーンによってカジュアルな場合に、なじむ言葉だったりって
ものもあるだろうけど、大抵の場合、上記のような
どこか敬意や謙虚さが感じられる言葉が好みである。

言葉を選ぶという行為はほぼコストゼロで、世の中を大きく良く出来るものだと
考えている。
自分なりの美学にのっとって普段の言葉遣いを良いものへと変えていく
人々が増えれば良いなと思う。