1月の本

「英語勉強したいんだけど、何かおすすめある?」
と誰かに聞かれたら僕はこの本を推薦する。
『日本人の英語』

日本人の英語 (岩波新書)

日本人の英語 (岩波新書)

一言で言うと、英語の中にある一貫した論理性を教えてくれる本。
まずは、aとtheの使い方から入って、out,offやacross,awayの使い分けや、
接続詞や副詞の微妙なニュアンスなど、今までモヤモヤしていた部分を取り除いてくれ、かゆいところに手が届く。

中でも印象に残ったのは、aroundとoverの違いは回転軸だということ。
aroundは垂直に、overは水平に回転するイメージだという。
そのため、立っている彼女が立ったまま回転すれば、
She turned around.
となり、横になっている彼女が寝返りを打てば、
She turned over.
になる。

普段、僕らが使っている日本語にも意識せず使い分けている言葉が多くある。
例えば、「〜は、」「〜が、」も何らかの論理に従って使い分けているが、
それはどういう理由からかと聞かれたならばすぐには答えられない。(少なくとも僕は)
英語のそのような部分を程よいユーモアと堅さで書かれた良書。


って全然考察になってないわ!
今月は仕事が年内でもトップクラスにやることがある時期だったので、と言い訳。


今月、読んだ本

『続・日本人の英語』マーク・ピーターセン
『プライド』真山仁
『「評価される」技術』横山信治
『世界の経営学者はいまなにを考えているのか』入山章栄