国にとって旨味のある産業とは

文章を書く能力が落ちてるなーと感じるので、少し更新頻度を上げていきたいと思います。


グローバル化が進むに連れて、国とその国に本社を置く企業との利害が一致しなくなり、
”国にとって利益の高い産業”って何だろうかと最近よく考えます。


この間、しばらく某観光地のホテルでアルバイトをしてきた時に、
観光産業って国にとってすごい旨味のある産業だなって感じたのですね。
(゚д゚)ウマーです。


大きめなホテルであれば、フロントや案内、駐車場整備、部屋のケア、総務、そして中にいくつものレストランがあって、一つのレストランでも数十人単位で人が必要。
僕が働いていたホテルでは概算で、従業員が500人くらいいたと思います。
その従業員がそこに住んで、給料のほとんどをそこで使う。
そして、仕事内容はオートメーション化もアウトソーシングも出来ないので、
技術革新による雇用減はほとんどないし、仕事が国外に行くこともない。


多くの国が観光産業育成に積極的なのが、よく納得出来ました。


これから製造業が工場を海外移転を加速させるのはほぼ確実なので、
現在では大きな影響力を持っている製造業であるけれども、国への貢献度が下がっていくそれと、国はこれからどう付き合っていくのか再考する必要があると感じます。

現に、米アップルは製造は全てアウトソースですし、稼いだ外貨をそのまま海外に投資しているようなので、国からしたら法人税という形(まぁかなり高額ではあると思いますが)でしか貢献しておらず、米国からすればそれほど旨味がない企業のようです。


このように輸出産業で稼いだお金が、その国内で消費・投資されることが少なくなっていくわけです。


日本をどう成長させるかのようなトピックでは、ほとんどの場合、”内需を増やす”ということが出てきますが、最近はこれを”非輸出産業を育成する”と換言してます。